HuluやNETFLIX、Amazonプライム、DAZNなどをはじめとしたVODサービスが人気になってきています。
ディズニーが独自のVODサービスを立ち上げることも話題となりました。
エンタメやスポーツなどの動画コンテンツをネットで購入することはかなり一般的になったといっていいでしょう。
弊社へのご相談でも、DVDからネット販売に切り替えたいというものや、CS・BS局さんが独自の動画配信サービスを構築したい、というものが非常に増えてきており、多数の成功例が出てきています。
しかし、先述の規模感でなくとも動画販売ビジネスを行っている方は沢山いらっしゃいます。
個人での様々な活動によって得られたノウハウを動画にまとめて投稿し、人気を博している方が増えてきています。
また小規模ながら、特徴のあるコンテンツを集めて動画販売を行われている法人さまもいらっしゃいます。
YouTuberが独自の動画販売サイトを立ち上げる事例も増えてきました。
運営もとが小規模であっても、かなりの売り上げになっているケースも目立ってきました。
このように規模の大小問わず、蓄積された動画コンテンツを販売したり、保持しているノウハウを動画化してどのように売り上げに変えるかの検討の結果、DVDなどのメディア販売ではなく、インターネット上で販売する方法が一般的になってきました。
本稿では、個人・法人に限らず、動画販売を行おうと思った場合に、どういった方法が取れるのか、ということを簡単にまとめたいと思います。
規模の大小などにより取れる方法はいろいろありますが、今回は代表的な3つの方法をご紹介します。
メールなどで申し込みを受け付ける
最も簡単な方法です。
ブログなどを立ち上げ、動画の内容を説明し、購入申し込みをメールで受け付けます。
メールのやり取りを行い、入金が確認できたら動画ファイルを送信するという方法です。
メリット
- 非常に手軽にスタートできます。
- 動画を作る、注文のやり取り以外のコストがほぼかかりません。
デメリット
- メールのやり取りや入金の確認などをすべて自分で行う必要があります。
- 動画ファイルをそのまま送付するため、送付した動画をYouTubeなどにアップされたり、他人にシェアされたりする可能性があります。
- 1000円前後の動画を銀行振り込みで販売すると、手数料がばかばかしく感じられる可能性があります。
手軽で簡単な方法ではありますが、いろいろなところにコピーをされてしまうリスクなどがあり、またすべてのやり取りや確認を自分で行う必要があるため、超小規模な活動までしかこの方法では実現できないでしょう。
委託販売システムを利用する
動画を代行して販売してくれる会社やサービスにお願いをして販売を委託する方法です。
メリット
- 委託販売システムで動画販売の手続きをすれば、自動で動画販売を行ってくれます。
- 動画販売専用になりますので、購入者も販売者も利便性が高い(はず)です。
- 殆どの場合ランニングコストがかかりません。
デメリット
- 販売手数料は売り上げの3~4割かかります。
- コンテンツの内容によっては販売を受けてもらえません。
- 様々な審査があります。
- 他の委託動画が膨大になりがちのため、自分の動画が埋もれてしまいます。
動画の委託販売を受けている企業はいくつかありますが、上記のようなメリット・デメリットがあります。
ただ、テスト的に売ってみたい場合や、委託販売先が販売を受けてもらえるコンテンツの場合は利用してもいいでしょう。
殆どの場合、ランニングコストはかかりませんが、売り上げの3~4割を販売手数料として取られますので、ご注意ください。
自前の動画販売サービスを立ち上げる(有料VODサービス)
すごくハードルが高そうですが、実は最近そうでもない選択肢です。
独自の動画販売サービスの立ち上げになりますので、立ち上げが終わるまで多少手間はかかりますが、納得のいく方法の動画販売ビジネスが行えるでしょう。
しっかりとビジネス展開を行う場合は、こちらの方法をとる必要があります。
物販で言うところの独自ECサイト運営と同様なイメージとお考えください。
メリット
- 独自のブランド(ドメイン・デザイン)で動画販売を行うことができます。
- 自分のサイトでは自分の動画しか売っていないので、埋もれません。
- 動画販売専用のシステムを使えば、非常に使い勝手が良いものになります。
- 大部分のシステムでは販売を完全に自動化できます。
- 予算があれば、独自の機能開発も可能です(多言語・ポイント制販売など)。
デメリット
- 初期費用とランニングコストがかかります。
- ゼロからの構築になるため、スタートするまでに手間がかかります。
→システムの構築、デザインの変更など
最近は、動画販売を行うシステムをレンタルしている企業も出てきています。
色々比較してみるのも良いでしょう。
弊社の「動画販売システムソーシャルキャスト」にはレンタルプランがあります。
実績も多数あり、自信を持っておすすめできます。
- SVOD(月額定額課金で動画を見せる)
- TVOD(見たいものを1本ずつ購入してもらう)
など、様々な販売方法を行うことができます。
システムのレンタルを行う場合、初期費用やランニングコストをかなりおさえることができます。
ゼロベースでシステムの開発を行う必要もないため、動画販売の専用システムを導入することで、一昔前だと数千万円する機能のシステムが、かなりの安価で利用可能です。
集客を忘れないようにしましょう
いずれにせよ、動画販売を開始するだけでは、動画は売れません。
しっかりと宣伝を行い、集客をすることは必要です。
予算があれば、検索エンジンに広告を出稿するのが手軽な方法です。
予算がなければ、既存客への連絡やSNSでの情報発信、ブログを書いての集客、生放送を行って人を集めるなどの工夫をして、しっかりとお客様を集めるようにしましょう。
以上、簡単ですが動画販売の方法をご紹介しました。