年齢が高いほど動画配信教育の評価が高い?社内向け動画配信についての独自調査とデータからみえる傾向

調査データ
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2021年12月に、ソーシャルキャストは社内向けの動画配信についての調査を実施しました。
会社員や公務員の20~65歳の方2200名を対象として、
  1. 社内向け動画配信実施の有無
  2. 社内向け動画配信についての印象や感想

についてのアンケートを実施し、年代と配信の有無にて集計を行った結果を以下にまとめます。

なお、社内向け動画配信は以下のものを指すことをあらかじめ説明の上回答を受けました。
  • 動画視聴形式での研修
  • 動画マニュアル
  • 幹部や上長からの動画メッセージ

調査結果ダイジェスト

  • 企業規模が大きいほど社内向けの動画配信実施率は高い。
  • 実際に社内向け動画教育を受けている人は、受けていない人に比べてより肯定的な印象を持っている。
  • 年齢層が高くなるほど、実際に動画教育を受けると肯定的になる。動画教育を受けていない場合は年齢層が高くなるほど否定的になる。

企業の社員規模別の実施状況

まず、お勤めの会社の社員規模と、社内向けの動画配信の実施状況についての質問を行いました。
社員規模が大きいほど、社員向けの動画配信を実施していることがわかりました。
全体では35.5%の方が社員向けの動画配信があると回答しています。

社内向け動画配信についての感想・印象

つぎに、社内向けの動画配信が実施されている方、されていない方に対し以下のような質問を行い、それを年齢別に集計しました。

理解のしやすさについて

社内向けの動画配信を利用すると理解しやすいかどうかという点については、実際に社内向け動画配信が実施されている方のほうが肯定的な回答が多くなっています
また、配信されている方は年齢が高いほど理解がしやすいと回答し、配信されていない方は年齢層が高いほど理解しやすいと思わない、という回答が多い傾向となりました。

時間の節約について

社内向け動画配信で時間が節約できると思うか、という設問に関しても、配信されている方は肯定的な回答の比率が非常に高くなりました
配信されていない方は概ね五分五分となっています。
この設問に関しても、実際配信を受けている方のうち年齢層が高いほうが肯定的なようです。

都合のいい時間に視聴できるか

都合の良い時間に視聴できるか、という質問に関しては、社内向け配信のあるなしにかかわらず、肯定的な意見が多い結果となり、すでに社内向け配信が実施されている方のほうがより高い比率で肯定的な回答をしていました。
また、この設問に関しても社内向け配信を受けている方は年齢層が高いほうがより肯定的でした。

社内向け動画配信を継続してほしい・実施してほしいか

すでに社内配信が実施されている方には配信を続けてほしいかどうか、配信されていない方には配信を実施してほしいかどうかを質問しました。
配信が実施されている方は配信を続けてほしいという回答が多く、されていない方は配信してほしいと思わないという回答がかなり多い結果となりました。
特に、配信が実施されている方は年齢層が高いほど配信の継続を望んでおり、実施されていない方は年齢層が高いほど配信されることを望んでいないという結果となりました。

まとめ

社内向け動画配信をされている方、されていない方の感想・印象の差は大きく、実際に社内向け配信を受けている方は質問全体的に肯定的であるが、受けていない方は五分五分程度の評価となりました。
実施の継続・要望については、配信を受けている方は継続を望んでいるが、配信を受けていない方は否定的な回答比率が高くなっています。
最も印象的な点は、年齢層が上がるにつれ、配信を受けている方は評価が高くなり、受けていない方は低くなることです。
実際に動画を使った社員教育等の視聴を行うと評価が高くなり、特に年齢層が上がるほどメリットを感じているという結果となっています。
すべての結果を横断的に考えると、社内向けの動画配信の実施について、導入前の評価は低いが、導入後は高くなるということになりそうです。
特に年齢層が高くなるにつれ、実施前は否定的な評価が多いにも関わらず、実施後は肯定的な評価のほうが多くなることは特筆すべき点と言えます。
理解度や効率性などを実感でき、実施前に感じているであろう新しいものに対する抵抗がなくなるほど、教育を受ける側が評価をしていると言えるのではないでしょうか。
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