YouTube利用規約のポイント:商用・企業利用をお考えの担当者必読!

世界最大の動画共有サイト「YouTube」。
だれもが気軽に動画をアップロードでき、誰でも視聴を行えるとても便利で楽しいサイトです。

ただ、YouTubeを商用利用、企業利用しようとお考えの場合は、注意しなければならないポイントがいくつかあります

本項では、YouTubeの利用規約のポイントを抜粋し、それについて簡単な解説を行い、注意しなければならないポイントを確認していきたいと思います。

現在公開中の2018年5月25日版をもとに、内容を確認していきましょう。
https://www.youtube.com/t/terms?gl=JP&hl=ja

なお規約の解釈についてこの文章を参考にしていただくことは問題ありませんが、本稿は何のエビデンスにもならないということをご承知おきください。
最終的な解釈の判断は、法務担当者さまに行っていただくようお願いいたします。


動画コンテンツの販売には利用できない

早速規約を読んでいきましょう。

4. 本サービスの一般的な利用–許可及び制限事項

D.お客様は、本サービスを、YouTubeの事前の書面による承諾なく、以下に記載する商業目的に利用しないことに合意します。
本サービスに対するアクセスの販売

4条D項には、以上のような記載があります。
これはたとえば、YouTubeにアップロードした動画にパスワードをかけておき、購入した人だけに視聴させるということは禁止されているということです。
なお、本サービス、とはembedタグによる別サイトへのプレイヤー張り付け機能も含まれます。

動画の秘密保持は保証されない

6. お客様の本コンテンツ及び行為

A.お客様は、YouTubeアカウント保有者として、本サービスに本コンテンツ(動画やユーザーのコメントを含みます)を投稿することができます。お客様は、YouTubeが、お客様が投稿する本コンテンツについて何らの秘密保持を保証しないことを理解するものとします

YouTubeの機能を使って、機密情報や限られた人以外に見られたくない動画をパスワード認証などで視聴させることができたとしても、パスワードが漏れたり視聴URLが漏れたりすることは十分考えられますし、そもそもそういった動画を視聴させるためのプラットフォームとしてYouTubeは準備されていないということの表明です。

各種権利許諾のない動画のアップロードは行えない

6. お客様の本コンテンツ及び行為

B.お客様は、自己の本コンテンツ及びそれらの本サービスへの投稿又は公表に伴う結果につき単独で責任を負うものとします。 お客様は、お客様が、本コンテンツを公開するために必要なライセンス、権利、同意及び許可を有していることを確認、表明及び保証します

たとえば、学校の中だけで動画を共有するとか、会社内だけで動画を共有するためにYouTubeを利用する場合、限定的な相手に動画を公開するという意図があったとしても、その動画の中に著作権など他社・他人が権利を保持しており、その利用許諾が得られていない箇所があってはならない、ということです。もしこの場合に第三者に動画が視聴された・漏洩して拡散してしまったとしても、YouTubeは責任を負いません、という表明となります。

アップロードした動画に関してのYouTubeに対する権利許諾

6. お客様の本コンテンツ及び行為

Bつづき.
お客様は、本サービス規約に従い本サービス上で本コンテンツを公開するために、かかる本コンテンツに対する一切の特許権、商標権、企業秘密、著作権若しくはその他の財産権についてのライセンスをYouTubeに提供します

C.明確にするために付言すると、お客様は、ご自分の本コンテンツに対する所有権を全て留保します。ただし、お客様は、YouTubeに本コンテンツを投稿することにより、YouTubeに対して、本サービス及び YouTube(並びにその承継人及び関係会社)の事業(本サービス(及びその派生著作物))の一部又は全部の、あらゆる媒体形式による、あらゆるメディアチャンネルを通じてのプロモーション及び再配布を含みますが、これに限られません。)に関連して、世界的、非独占的、無償、サブライセンス可能かつ譲渡可能な、本コンテンツの使用、複製、配布、派生著作物の作成、表示、出版、翻案、送信可能化及び実演に関するライセンスを付与します。お客様は、また、本サービスの各利用者に、本サービスの機能を通じてこれらの本サービス条件に基づいて認められる限度で、本サービスを通じてのお客様の本コンテンツへのアクセス、並びに当該本コンテンツを使用、複製、配布、派生著作物の作成、表示、出版、送信可能化及び実演することについての非独占的なライセンスをここに付与するものとします。 動画の本コンテンツに関してお客様により付与される上記のライセンスは、お客様がYouTubeサービスから自己の動画を削除又は消去してから商業的に合理的な期間内に終了します。ただし、お客様は、YouTubeが、削除または消去された動画のサーバー上の複製を、表示、配布、または実演しないことを条件に、保持できることを理解し同意します。お客様が投稿するユーザーコメントに関する上記のライセンスは、永久かつ撤回不能とします。

少し長い引用ですがご容赦ください。

この箇所は、YouTubeがアップロードされた動画を無断で利用して何かをするという意味合いにも読めなくはありませんが、アップロードされた動画を無条件に無償で利用者に見られるようにします、という意味合いととらえていいかと思います。
ただし、YouTube側が無断で利用できる、という可能性も否定できない文面なので、担当者は十分な検討が必要です。
また、動画を削除したあとも、公開はされないがYouTubeサーバーには動画が残る可能性があるということも記載されており、この点についても十分に注意と検討が必要です。

視聴年齢制限がある

12. 本サービス条件を受諾する能力

お客様は、お客様が20歳以上の成人であること、又は法的に効力のある親若しくは後見人の同意を有すること、並びに本サービス条件に定める条項、条件、義務、確約、表明及び保証を締結し、本サービス条件に従い、これを遵守する完全な資格及び能力を有することを確認します。いずれの場合も、本サービスは13歳未満の子供による利用を意図していません。あなたが13歳未満の場合、YouTubeウェブサイトを利用しないで下さい。あなたに、より適しているサイトが他にも沢山あります。あなたにそのサイトが適しているか、ご両親に相談してください。

13歳未満のユーザーに動画を見せるためにYouTubeを利用することはできない、ということです。

まとめ

以上、内容について簡単に確認を行ってみました。ざっと上記をおさらいすると、

YouTubeは

  • たくさんの不特定多数のユーザーに(ただし13歳以上)
  • 自由に動画を視聴してもらう

ために利用することを前提としているため、

  • 限定的に特定の誰かに動画を見せる
  • 動画を販売する

ための利用に関しては、何の機能的保証、その他保証がないということになります。
特にYouTubeに掲載されている動画の販売に関しては、禁止されていると解釈して良いです。

動画の販売や限定公開にはきちんとした専用の仕組みを使うのがベストです。

  • 特定の人に見せる(購入した人だけに見せる)
  • いつまで見せるのか
  • 金銭の授受と視聴開始タイミングを同時にする(利便性の追求)

などなど、動画販売システムに求められる機能は非常にたくさんあります。

弊社で販売している「ソーシャルキャスト」は、すでに100以上(2017年12月現在)の動画サイト運営にご利用いただいており、販売サイトはそのうちの半数以上を占めています

動画販売サイトや、限定公開サイトの構築、運営をお考えの企業さまはぜひご相談ください。

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