Web解析の例題:リスティング広告からのアクセス

今後、実際の解析と対策に役に立つ、Web解析の例題を出題していこうと思っています。
どういう状況でどういった結果が出ているから、どのようなことを考え、どのような対策を打つのかという思考訓練となります。

初回は、検索エンジンで検索する際のリスティング広告での問題です。
ぜひトライしてみてください!


前提とする状況:

A社が、BtoBを前提とし、一般企業向けのビジネスマナー動画販売サイトを立ち上げました。
集客のため、A社はリスティング広告を打ちました。

1か月たち解析ツールで調べたところ、月曜~日曜まで、毎日ほぼ一定のアクセス数がリスティング広告から得られていました。


問題:

  1. A社が行っているリスティング広告には何か問題がありますか?あるとしたらどのような問題でしょうか。
  2. 解析の結果、想定していたものと異なるターゲットとなりうる属性がありそうなことがわかりました。理由とともに説明してください。
  3. 1と2を受けて、どのような改善をしたらいいでしょうか。

前提となる状況には、わかりやすいように最低限の事しか書いてありません。

いかがでしょうか?少し考えてみてください。
回答例を以下に記載します。


回答例:

  1. 現状のリスティング広告は一般企業向けのBtoBのものであるのに、それらの企業が休みのはずの土日にも同様の広告クリック数が発生してしまっていること。
  2. 土日にもクリックが発生しているという事は、企業向けで考えていたけれども個人の方も興味があって広告をクリックしている可能性がある。
    また、土日が休みでない企業に需要が多くあるのかもしれない。
  3. 企業向けに改めて絞る場合:
    広告自体がBtoB向けに最適化されていない可能性が高いため、広告のコピーや出稿キーワードを見直して、一般企業のみにリーチするように調整する。また、土日に広告そのものが出ないような設定を行う。

    新しいターゲットにチャレンジする場合:
    一般向けに特化した広告を考慮して出稿してみる、そのうえでサイト自体にも一般向けのアピールを加えるなどする。

いかがでしたか?

Web解析で重要なポイントは、数字だけを見ないで、ほかの要因と合わせて考えるという事です。
たとえば、土曜日と日曜日は、一般企業は休みである、ということを意識できれば、なぜ土曜日曜にも広告がクリックされるのだろう、という疑問を持つことができます。

どんな人を狙って広告を打ったのか、その人はどういう行動をするのだろうか、ということを意識しながら解析することで、狙い通りなのかそうでないのかという事がわかってきます。

なお、上記はあくまでも回答例ですから、まだまだたくさんの回答バリエーションがあるのではないかと思います。

重要なことは、現状の分析から、事実や仮定を導き出して、それに対しての対策を行うという事です。
対策を行ったら、また分析をして、新しい事実や仮定を導き出します。

これを繰り返していくことで、少しずつ狙い通りの成果が出るようになってきます。

今後も、Web解析における例題を出題していきたいと思っています。
お楽しみに!